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阿修羅像


阿修羅

五部浄

阿修羅展へ。 
どうしてみな阿修羅に魅かれるのかといえば、 
やはりそれは、阿修羅の表情の豊かさに由来するものだと思う。
 
他の八部衆も含め、この乾漆造の阿修羅、木を彫り出したのとも、 
鋳造でつくったのともまたちがう趣きのある造形。 

容貌の点でいえば、胸部だけながら五部浄も捨てがたい。 
ただただ一点凝視の彼のこめかみの起伏からは、
「あぁ、このひとは奥歯を噛みしめているのだ」 
といったことがわかる。 
そういう厳しい表情をしている。 
だから正面からだけでなく、横貌もまたうつくしい。 

ただ、この阿修羅の表情の豊かさは別格か。  
眉をひそめているのはわかるが、 
実際それがどのような感情を表しているかは定かでない。 
怒り、哀しみ、喜び、苦しみともとれる、いい表情をしている。  
見るひとは、その貌を見つめその阿修羅の精神の豊かさを感じる。 


とある皇子を思いつつつくられたものなのかもしれない。 


東京カテドラル


カテドラル2

カテドラル

東京カテドラル。 
丹下建築の代表作。とりあえず、やっぱかっこいい。 
上から見ると十字架の形ってのは、 
ロマネスク建築にもゴシック建築にも受け継がれてきたフォルムなので、 
そこはむしろ保守的な指向。 
スリットの具合から察するに、 
案外大きさの割にロマネスク調の乏しい光ならではのおごそかさを感じられるのかな。 
どちらかというと上面の十字を横から見たときに斜めになっているのが、おもしろくて。 
ここがむしろ丹下健三テイストのありどころでは。 
ちなみに写真は建築上部のシルバーのうつくしいところだけになってます。 


なんにせよ、スマートです。 
シルバーの大聖堂。 
冬の寒いなかで見ると格別だろーな。 


 
 
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Fujita Satoshi

Author:Fujita Satoshi
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